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2007年2月11日 (日)

ごはんが大事

P1000104_2  

 フーはうちで生まれて育った、お姫様だ。

 でもキャオは外から来た。

 小さいお腹をペコペコにして、小さい口をいっぱいに開けて

 「ごはん、どこ?ごはん、どこ?」

 と鳴きながらやってきた。

 侵入者に怒ったフーにどつかれてもどつかれても、スキをつくように庭にもぐりこんできては「ごはん!」と訴えた。そして家の子になった。

 そのせいなのかどうか。キャオは妙にあきらめのよい猫だ。なにか遠慮でもしているのだろうか。

 たとえばフーが外へ出たいというときは、戸の前に座って「おわーん、おわーん」と腹式呼吸で鳴く。いくら鳴いてもきいてもらえないとわかると、更にパワーアップした声で鳴きながら家の中をのしのしと歩く。出してもらえるまでおらびたおす。うるさくてかなわんので、わしは鳴きだしたら走って行って出してやる。

 キャオは黙って戸の前に座っている。気がついてもらえるまでひたすらチンと座っている。が、たいていはだめだとわかると、さっさとどこかへいってしまう。

 「あれ?外なの?」

 一体いつからそこにいたのかわからないキャオにやっと気がついたわし。ややあせって戸を開けようとする。と。

 「そうだったんだけど、もういいや」

 というそぶりでそっぽを向く。傷ついている少年の横顔だ。仕方ないと思っているのか。不公平を感じているのか。わしはうしろめたい気持ちになる。

 そんなキャオが珍しくねばるのは、ごはんのときだ。

 二匹ともちょこちょこ食べなので、一日にごはんたいむは五~六回ある。が、わしがパソで遊んでいたり、TVをでれでれみていたりすると

 「ごはん」

 と鳴くのが聞こえても

 「あー、はいはい」

 とナマ返事ばかりで、なかなか重たい腰が上がらない。

 「ごはんごはんごはん」

 とキャオはTVの前にすわる。パソを踏もうとする。わしにすりすりし膝にむりむり上がろうとする。それでも。

 「うんうん、もーすぐねえ」

 などと気のない返事をしていると

 ★ぷつん★

 なにかがキャオのなかで音をたてる。そして

 「ウン!!」

 と、人間のような声を発したかとおもいきや、ドカドカドカッ!と階段を駆け上がり、バラバラバラと部屋じゅう蹴飛ばしまくり、どだだだだだん!!と降りてきて、下の部屋を走る走る走る。

 仕上げに玄関マットに飛び付き、噛み付き、振り回し、蹴る蹴る蹴る!!!

 あぐれっしぶなキャオ。

これがみたくてじらしているわし。

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